あなたは、ネット上にあるEmacs Lispファイルやorgファイルをどう開いていますか?
わざわざ外部ブラウザで開いて保存するのは面倒ですよね。

今ではEWWというEmacs組み込みブラウザが存在しますが、
C-x C-wで保存してもメジャーモードがeww-modeのままです(笑)

実は大昔からM-x browse-url-emacsというEmacs内でURLのソースコードを開くコマンドが存在していました。
恥ずかしながら、僕はつい最近知りました。

試しに

M-x browse-url-emacs http://rubikitch.com/f/161120095702.test.el

を実行してみてください。

別ウィンドウに1行のEmacs Lispファイルが表示されます。
おもしろいことに buffer-file-name は URL そのものです。

ファイルを保存するときはC-x C-w (write-file) を使います。

とはいえファイル名を再入力するのは面倒ですので、
ディレクトリ名を取り除いたファイル名をキルリングに入れるアドバイスを書きました。

(defun browse-url-emacs--kill-basename (&rest them)
  (kill-new (file-name-nondirectory buffer-file-name)))
(advice-add 'browse-url-emacs :after 'browse-url-emacs--kill-basename)

これを使えばC-x C-wで保存先ディレクトリを指定してC-yで楽にファイル名を指定できるようになります。
たとえば、C-x C-w tmp C-y RETで /tmp/161120095702.test.el として保存されます。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。