WindowsでEmacsを容易に使えるようにする gnupack ですが、
先日、公式で新バージョン(12.00-2014.12.29)が出ました。
http://d.hatena.ne.jp/ksugita0510/20141229
gnupackとは展開するだけでEmacsとcygwinが使えるようにするものです。
もちろん、Emacsは24.4です!
Windowsで Emacs WebブラウザEWW がいきなり使えるのは嬉しいはずです。
久々のリリースで大幅に見直しされたようで、
Emacsバイナリの方は cygwin 版に変更になりました。
関連ライブラリの更新の手間が楽になることと、
cygwinそのものとの親和性を考えてその結論になったようです。
とにかくWindowsでのコマンドライン環境をややこしくしている原因のひとつが
MinGWとcygwinの混在なので、統一されたのは嬉しいことではないでしょうか。
確かにcygwinは重いという声もありますが、
WindowsでEmacsやUnix環境が使えるだけでも
ありがたいと思うべきでしょう。
Windowsである以上、ある程度は妥協する必要があると思います。
正直、今時32bitというのもなんだけど
WindowsでのEmacsに苦労している人は
使ってみる価値はあるのではないでしょうか?
gnupackにはbasicとdevelがありますが、
僕としては断然develをおすすめします。
開発をしないとしても
- ruby
- python
- cvs
- git
- subversion
- gcc
がついてくるからです。
特にRubyで書かれた便利ツールはいろいろあるし、
バージョン管理はEmacs使いならばぜひとも習得すべきだからです。
開発者は Windows7 で動作確認していますが、
Windows8 、 Windows8.1 でも動くようです。
公式ページはこちらから
http://d.hatena.ne.jp/ksugita0510/20141229
どうしても64bitがいいというならば
NTEmacs64 on gnupackという選択肢 もあります。
公式で64bit版が配布されたらもっと幸せになれることでしょう。
64bit cygwin/emacsも安定しているらしいです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。