- tabula-rasa 20141215.2147(in MELPA)
- Distraction free writing mode
概要
tabula-rasa.el は昨日紹介したwriteroom-mode.el と同様に
執筆部屋にひきこもって物書きに集中するマイナーモードです。
これも writeroom-mode.el 同様、
テキストを画面中央に設置し、
ツールバーやfringeをそぎ落とすのですが、
こちらの方が設定項目が多いです。
実際作者はwriteroom-mode.elも参考にして作っています。
writeroom-modeでは設定できないが、
tabula-rasaで設定できる項目は
こんなのがあります。
- 行間のスペース(ピクセル)
- フォントのアンチエイリアス化
- 専用のフォント
- カーソルのフォント
- 有効・無効にするマイナーモード
そもそも設計思想が異なり、
M-x writeroom-mode はバッファローカルなマイナーモードであるのに対し、
M-x tabula-rasa-mode はグローバルマイナーモードです。
その代わり、モードラインを消し飛ばしたり、
上下のマージンを設定することはできません。
設計思想やカスタマイズ項目が異なる両マイナーモード、
集中して物書きする場合はお好みの方をどうぞ。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてtabula-rasaを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install tabula-rasa
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name tabula-rasa
設定 141219060532.tabula-rasa.1.el(以下のコードと同一)
(require 'tabula-rasa) ;; 80桁 (setq tabula-rasa-width 80) ;; 行間5ピクセル (setq tabula-rasa-line-spacing 5) ;; アンチエイリアスしない (setq tabula-rasa-toggle-antialiasing nil) ;; 有効・無効にするマイナーモード (setq tabula-rasa-minor-mode-states ;; マイナーモード名はなぜか文字列で指定する必要がある… '(("global-highline-mode" . nil) ("global-highlight-parentheses-mode" . nil)))
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/141219060532.tabula-rasa.1.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 141219060532.tabula-rasa.1.el
Fig1: M-x tabula-rasa-mode
本サイト内の関連パッケージ
- writeroom-mode - Minor mode for distraction-free writing
- olivetti - Minor mode for a nice writing environment
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。