- sane-term 20160620.647(in MELPA)
- Multi Term is crazy. This is not.
概要
sane-term.el は M-x ansi-term というEmacs内で動くターミナルエミュレータを
複数立ち上げて切替えられるようにします。
M-x sane-term は、すでに端末が立ち上がっている場合はそれに切替え、
立ち上がっていない場合は新しく立ち上げます。
M-x sane-term-create は新しく端末を立ち上げます。
本設定ではそれぞれC-x tとC-x Tに割り当てられています。
M-x ansi-term内でもC-xはそのまま使えるので、
もしEmacs内で端末を使いたければC-x系のキーに割り当てるとよいです。
とはいえ、M-x ansi-termはスローすぎてあくびが出るほどなので、
本物のターミナルエミュレータが使えるのならば、それを使うべきです。
とくにrxvt-unicode(urxvt)は速いことで有名です。
餅は餅屋といいます。
elispで書かれたおもちゃよりも専門とするプログラムに任せるのが賢明です。
ウィンドウ切替えが面倒?
ratpoison、stumpwmなどキーボード志向の
タイル型ウィンドウマネージャーを使えば
デスクトップ全体があたかもEmacsであるかのように操作できるので快適です。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてsane-termを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install sane-term
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name sane-term
設定 151004170711.sane-term.el(以下のコードと同一)
(global-set-key (kbd "C-x t") 'sane-term) (global-set-key (kbd "C-x T") 'sane-term-create)
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/151004170711.sane-term.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 151004170711.sane-term.el
本サイト内の関連パッケージ
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。