- relative-line-numbers (in MELPA)
概要
先日紹介 した relative-line-numbers.el ですが、
便利な使い方を教えていただいたので記事にします。
これは相対行番号、つまり現在行からの距離を
左端に表示するelispです。
これが何に役立つかというと、 数引数 付きのC-p/C-n/C-kです。
この行数指定するときに相対行番号が書いてあると
ひと目でわかって、すぐにターゲット行がわかります!
C-pとC-nに数引数C-uをつければ、その行数だけ
前後の行に移動します。
たとえば4行前に行くときはC-u 4 C-pと操作します。
ここまでは知っている人が多いと思いますが、実は
「C-数字」や「M-数字」でも数引数がつけられます。
C-u 4 C-pの場合C-4 C-pで同じ効果です。
Ctrlを離さずに済むので楽ですね。
逆にC-4 C-nで4行後に移動します。
C-N C-kは現在行からN行kill(kill-ring に入れる)します。
たとえばC-2 C-kで現在行と次の行をkillします。
こういう操作を行うのにrelative-line-numbers.elは役に立ちます。
個人的には M-x ace-jump-line-mode や isearch を使うことが多いので、
あまり使っていない使い方でした。
標準状態のEmacsだと使えなさそうなコマンドも、
パッケージ追加により生き返るのはおもしろいですね!
@junkwさん、@imunolionさん、ありがとうございます。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてrelative-line-numbersを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install relative-line-numbers
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name relative-line-numbers
設定 141020140339.relative-line-numbers.el(以下のコードと同一)
(global-relative-line-numbers-mode)
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/141020140339.relative-line-numbers.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 141020140339.relative-line-numbers.el
Fig1: 相対行番号!
本サイト内の関連パッケージ
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。