quelpa 20170727.557(in MELPA)
Emacs Lisp packages built directly from source

別な設定

先日紹介したpackage.elラッパーのquelpa ですが、
デフォルトの設定だと起動に時間がかかってしまいます。

なぜなら、quelpaを読み込んだ時点で
quelpa.elの更新&MELPAの情報取得を行っているからです。

起動をはやくするには、init.elの設定を置き換えてください。

(package-initialize)
(add-to-list 'package-archives '("melpa" . "http://melpa.milkbox.net/packages/") t)
(if (require 'quelpa nil t)
    (quelpa-self-upgrade)
  (with-temp-buffer
    (url-insert-file-contents "https://raw.github.com/quelpa/quelpa/master/bootstrap.el")
    (eval-buffer)))


(package-initialize)
(add-to-list 'package-archives '("melpa" . "http://melpa.milkbox.net/packages/") t)
(setq quelpa-update-melpa-p nil)
(require 'quelpa)

その反面、quelpa.el自体の更新が自動でできなくなりますし、
パッケージの更新にも不具合をきたす可能性があります。

すぐに終了するかネットにつながっていないEmacsであれば、
MELPA の設定もせずに以下のように設定してもかまいません。

このブログに載せるコードはこの方法で動作確認をしていきます。

(package-initialize)
(setq quelpa-update-melpa-p nil)
(require 'quelpa)
;;; 以後に各種設定を書く

結論

Emacsを何日も立ち上げっぱなしにする場合であれば、
起動が数秒伸びるくらいは問題ないと思います。

そのかわり M-x quelpa-upgrade
全パッケージの更新が一発でできるようになります。

現時点において、quelpaはpackage.elベースでありながら
その欠点を補ってくれるので導入する価値はあると思っています。

caskel-get の導入に踏み止まっているならば、
quelpaは導入する価値があるでしょう。

helmインターフェースを使えばREADMEやパッケージの履歴がすぐに見られます。

quelpaを使ってインストールされたパッケージは、
package.el管轄になります。

もし気に入らなければquelpa自体をロードしなければいいだけです。


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。