- easy-kill 20151030.2229(in MELPA)
- kill & mark things easily
概要
Emacsで現在のthing(単語、defun、S式など)をコピーするのはかなり面倒です。
カーソル位置の単語をコピーする場合でさえM-b M-@ M-wと押す必要があります。
そこで、 easy-kill.el ではregionを指定しない場合のM-wに新たな役割を与えます。
もちろん、region有のM-wは元の挙動をします。
region無のM-wを M-x easy-kill に割り当てると、
現在行などを即座にコピーします。
コピーした後にC-wを押せば、その部分を削除(キル)します。
単語を置き換えるときに効果的です。
キー | コピー対象 |
---|---|
M-w | 行 |
M-w w | 単語 |
M-w s | S式 |
M-w l | リスト |
M-w f | ファイル名 |
M-w d | defun |
M-w D | 関数名 |
M-w e | 行 |
M-w b | buffer-file-name |
なにより、即座にコピーされるのは本当に魅力的です。
日常使うコマンドだけに、こういうちょっとしたカイゼンは大きな効果を生みますよね。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてeasy-killを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install easy-kill
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name easy-kill
設定 150913034807.easy-kill.el(以下のコードと同一)
(global-set-key (kbd "M-w") 'easy-kill)
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/150913034807.easy-kill.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 150913034807.easy-kill.el
本サイト内の関連パッケージ
- edit-at-point - edit(copy,cut..) current things(word,symbol..) under cursor
- omni-kill - Kill all the things
- expand-line - Expand selection by line
- expand-region - Increase selected region by semantic units.
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。