- crux 20170801.1334(in MELPA)
- A Collection of Ridiculously Useful eXtensions
概要
crux パッケージは以下の要素に分かれています。
長々続いたcruxシリーズも今日が最後です。
最後はEmacs Lisp関係のコマンド2つを紹介しますね。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてcruxを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install crux
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name crux
crux-eval-and-replace
このコマンドはカーソル位置直前のS式を評価結果に置き換えます。
標準コマンドのC-x C-e (eval-last-sexp)もC-uをつければ評価結果を挿入しますが、
このコマンドはS式を消す(厳密にはキルリングに入れる)点が異なります。
これはS式をそのまま結果に置き換えるため、
ちょっとした計算結果を入力するときには
その場でサッとS式を書いてこのコマンドを実行すればいいことになります。
★をカーソル位置とします。
(+ 3 7)★
↓M-x crux-eval-and-replace
10
(+ 3 7)★
↓C-u C-x C-e
(+ 3 7)10
M-x crux-eval-and-replaceの定義はとても簡単で実質3行です。
crux-recompile-init
このコマンドは ~/.emacs.d/ 以下の*.elファイルをバイトコンパイルします。
*.elcが存在しない場合でもバイトコンパイルします。
ちなみに僕は設定ファイルをバイトコンパイルしない人なので使いません。
設定ファイルまでバイトコンパイルするのは、
速度向上にほどんと貢献しないばかりか
管理の手間がかかるからです。
本サイト内の関連パッケージ
- openwith - Open files with external programs
- dired-open - Open files from dired using using custom actions
- dired-launch - Use dired as a launcher
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。