centered-cursor-mode 20151001.634(in MELPA)
cursor stays vertically centered

概要

Emacsを使っていて、カーソル位置を見失うことがよくありますね。

その解決策として、現在行をハイライトさせる M-x global-hl-line-mode
M-x scroll-lock-mode でカーソル移動の際に現在行の画面内での位置を
固定するやり方があります。

この centered-cursor-mode.el は、 scroll-lock.el を強化させます。

scroll-lock-modeは有効にした時点の画面内の現在行の位置をキープするのですが、
isearchで位置がずれてしまう欠点があります。

M-x centered-cursor-mode

  • カーソル上下移動
  • マウスホイールでのスクロール
  • 通常のスクロール
  • isearch

などあらゆる場面で現在行を画面中央に表示するようにする
ローカルマイナーモードです。

グローバル版 M-x global-centered-cursor-mode もあります。

変数 ccm-vpos-init で固定する行を画面上部からの行数で指定できます。

もしかしたら、目線を上下に動かさずに文章が読めるので
速読に役立つかもしれません?

20150423044804.png
Fig1: この位置でC-nで下の行に移動しても

20150423044746.png
Fig2: 画面内のカーソル位置は保たれる

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてcentered-cursor-modeを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install centered-cursor-mode

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name centered-cursor-mode


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。