今回のメルマガはシンプルなgrepタイプの
ソースコード検索エンジン についてです。

今回紹介する検索エンジンは、

  • インデックス作成
  • grep形式の出力

という機能しかありません。

ほんっとうにシンプルで、学習コストはかかりません。

Emacsユーザにとってはgrep -n形式(ファイル名:行番号:内容)は
親しみが持てる出力形式です。

なぜなら、 M-x grep などを使えば該当行に直接ジャンプできるのですから。

わざわざ専用のEmacs Lispを書かなくてもEmacsで便利に使えるという強味です。

まさにEmacsユーザのための検索エンジンといえるでしょう。

多くのオプションとWebインターフェースを
持っている milkode とは真逆の潔さです。

絞り込み検索できない代わりに正規表現が指定できます。

「小さい道具を組み合わせる」というUnixの哲学があるので
絞り込み検索機能が備わっていなくても問題はありません。

絞り込み検索がどうしても欲しいならば、
各自でスクリプトを書けばいい話です。

使い勝手としては通常のgrepとほとんど変わらず、
まさに インデックス付きgrep という感じです。

インデックスファイルは大きくないので
容易にファイルキャッシュに収まり、
インデックスのおかげで検索ファイルが絞り込まれるので、
ボトルネックとなるI/O待ちを削減できます。

SSD未搭載のコンピュータでは特に威力を発揮します。

僕は潔さに惚れてmilkodeから乗り換えました。

お楽しみに。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。