maxframe 20170120.905(in MELPA)
maximize the emacs frame based on display size

概要

Emacsユーザにとって
Emacsは大黒柱となる作業環境です。

当然、
コンピュータを使っている時間のうち
Emacsの占める割合は多いでしょう。

それならば、
Emacsは最大化表示した方が
よいのではないでしょうか。

小さいフレームで
ちまちま作業するのは
とても非効率です。

maxframe.el は、
Emacsのフレームを最大化表示したり
戻したりするパッケージです。

マルチモニターにも対応しています。

M-x maximize-frame でフレームを最大化し、
M-x restore-frame で元の大きさに戻します。

以下のメカニズムです。

  1. 現在のフレームの位置と大きさを記憶する
  2. フレームを左上に配置する
  3. 解像度を得る
  4. フォントの長さ・幅を得る
  5. 解像度からフォントの長さ・幅を割り、表示可能な最大の文字数を得る
  6. 最大化表示する

WindowsではWindows標準機能として
最大化・元のサイズに戻せますが、
maxframe.el は他の環境でも
使えるようにしたものです。

本設定を加えることで、
Emacs起動時に最大化表示をします。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてmaxframeを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install maxframe

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name maxframe


設定 170124061500.maxframe.el(以下のコードと同一)

(require 'maxframe)
;;; マルチモニターのときはメインモニターの幅を設定する
;; (setq mf-max-width 1600)
(add-hook 'window-setup-hook 'maximize-frame t)

実行方法

$ wget http://rubikitch.com/f/170124061500.maxframe.el
$ emacs -Q -f package-initialize -l 170124061500.maxframe.el

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。