info-buffer 20170112.622(in MELPA)
Display info topics in separate buffers

概要

あなたはEmacsでinfoを読んでますか?
そして快適ですか?

デフォルトの M-x info
*info*バッファを再利用しようとします。

たとえば、
emacs.infoを読んでいるときに
elisp.infoを読もうとしても、

*info*バッファ内で切り替わり、
同時に表示できません。

そこで、 M-x info-buffer を使うことで、

  • *info: elisp.info*
  • *info: emacs.info*

と別個にバッファが作成され、
両方を同時に参照できます。

また、
C-u M-x info-buffer
新しいバッファを強制的に作成しますので、
同じinfoの別ノードを参照できます。

実ソースコードは20行くらいと
ととても読みやすいですので、
Emacs Lisp初心者でも十分理解できます。

<f1> i をそのまま置き換えるといいです。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてinfo-bufferを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install info-buffer

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name info-buffer

実は…

実は info 関数には
第2引数BUFFERを取り、
別バッファで表示できるようになっています。

C-u M-x info
*info*<2>などのバッファ名で
同時に複数のinfoを表示できます。

M-x info-buffer
infoファイル名を明示する
という点で親切です。


設定 170121044858.info-buffer.el(以下のコードと同一)

(global-set-key (kbd "<f1> i") 'info-buffer)

実行方法

$ wget http://rubikitch.com/f/170121044858.info-buffer.el
$ emacs -Q -f package-initialize -l 170121044858.info-buffer.el

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。