- flx-ido 20151030.1112(in MELPA)
- flx integration for ido
概要
flx-ido.el は、 flx.el というあいまいマッチライブラリを使って、
idoのあいまいマッチを改善します。
- あいまいマッチが必ず実行される
- マッチした部分に色がつく
たとえば、
("chops" "scone" "close" "confide")
の4要素のリストをidoでマッチさせる例を考えましょう。
標準のあいまいマッチを有効化(ido-enable-flex-matching = t)した状態で
「co」と入力すると、"scone"と"confide"しかマッチしません。
なぜなら、両者はcoを含むのであいまいマッチは無効になります。
Fig1: 標準では部分文字列マッチが優先される
部分文字列マッチがあいまいマッチよりも優先されたからです。
一方で「coe」と入力すると、あいまいマッチが有効になり
"scone"、"confide"、"close"にマッチします。
Fig2: ここで初めてあいまいマッチが有効になる
そこで、flx-ido.elでは常にあいまいマッチが行われるようにさせます。
Fig3: flx-ido-modeなら常にあいまいマッチが使える
ただし、M-xをido化させる smex.el(レビュー) に対しては、
やや動作が重くなります。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてflx-idoを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install flx-ido
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name flx-ido
設定 150129065419.flx-ido.el(以下のコードと同一)
(setq ido-max-window-height 0.75) (ido-vertical-mode 1) (setq ido-vertical-define-keys 'C-n-and-C-p-only) (require 'flx-ido) (ido-mode 1) (ido-everywhere 1) (flx-ido-mode 1) ;; disable ido faces to see flx highlights. (setq ido-enable-flex-matching t) (setq ido-use-faces nil)
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/150129065419.flx-ido.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 150129065419.flx-ido.el
本サイト内の関連パッケージ
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。