eshell-z 20170116.2038(in MELPA)
cd to frequent directory in eshell

概要

eshell-z.elz.sh のeshellへの移植版です。
つまり、過去に訪れたディレクトリへの移動を簡単にしてくれます。
これは言葉で説明するよりも、実際に体感してみれば便利さがよくわかります。

そして、本家z.shと設定ファイル (~/.z) を共有しているので、通常のシェルと併用できるのが嬉しいです。

eshell上でz -hでヘルプを表示させることもできます。

$ z -h
usage: z [-chlrtx] [regex1 regex2 ... regexn]

    -c, --current        estrict matches to subdirectories of the current directory
    -h, --help           show a brief help message
    -l, --list           list only
    -r, --rank           match by rank only
    -t, --time           match by recent access only
    -x, --delete         remove the current directory from the datafile

examples:

    z foo         cd to most frecent dir matching foo
    z foo bar     cd to most frecent dir matching foo, then bar
    z -r foo      cd to highest ranked dir matching foo
    z -t foo      cd to most recently accessed dir matching foo
    z -l foo      list all dirs matching foo (by frecency)

z.shの全オプションを移植しているので、詳しい使い方については以下の記事を参照してください。

eshellでのzの実装は eshell/z 関数です。
この関数を読んでみると、Emacs Lispで書かれたeshellコマンドのヘルプ・オプションの扱いの勉強になります。

また、 M-x eshell-z でeshellの外からzを使ってeshellを開くこともできます。

これでzshにあってeshellにない機能がひとつ減りました!!

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてeshell-zを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install eshell-z

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name eshell-z

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。