- eshell-fixed-prompt 20170804.635(in MELPA)
- Restrict eshell to a single fixed prompt
概要
eshellを使っていて、
出力が流れてしまって
わざわざ C-c C-p
や C-c C-r
で戻るのを
面倒だと思ったことはありませんか?
そこで、マイナーモード
M-x eshell-fixed-prompt-mode
は
プロンプトを画面上部に固定します。
どんな挙動になるのかは、
作者によるアニメーションgif
を見てください。
目線が移動しないのは素晴しいですよね。
ただ、注意点が2つあります。
- 出力履歴が消える
M-p
とM-n
の挙動が変わる
状況に応じて使い分けるのがいいでしょう。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてeshell-fixed-promptを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install eshell-fixed-prompt
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name eshell-fixed-prompt
出力履歴が消える
ただ、注意してほしいのは、
過去の出力履歴が消去されてしまうことです。
そのためこのマイナーモードは
常時有効にすべきものではなく、
キーに割り当てて必要に応じて
使い分けるべきです。
本設定では C-c C-v
に割り当てて
切り替えられるようにしています。
履歴に挙動も変化
現時点では M-p
や M-n
での
履歴の挙動も変更されています。
両者は同じコマンド
M-x eshell-fixed-prompt-select-history-item
に
割り当て直されていて、
過去の履歴は M-n
で
拾えるようになっています。
completing-read
を
呼んでいますので、
- helm
- ivy
- anything
が使えます。
履歴の挙動に違和感を感じるならば
M-x helm-mode
M-x ivy-mode
M-x anything-completion-mode
((require 'anything-config)
が必要)
と併用してください。
Fig1: 履歴にアクセスしようとするとcompleting-readが呼ばれて…
Fig2: ivy-modeならばこのように
Fig3: helm-modeならこのように
Fig4: anything-completion-modeならこのように
本サイト内の関連パッケージ
- eshell -
- helm - Helm is an Emacs incremental and narrowing framework
- ivy - Incremental Vertical completYon
- anything - open anything / QuickSilver-like candidate-selection framework
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。