- edit-list 20100930.743(in MELPA)
- edit a single list
概要
あなたは、リスト変数に意図しない値を設定して困ったことはありませんか?
僕はあります。
たとえばファイル名の正規表現とメジャーモードを関連付けるauto-mode-alistという変数があります。
この正規表現をいい加減に書いてしまったら
意図しないファイルとメジャーモードが関連付けられてしまいます。
間違った直前ならば
(setq auto-mode-alist (cdr auto-mode-alist))
で取り消せます。
しかし次々とadd-to-listやpushで設定を加えていくと間違ったリスト要素がどんどん奥に入り込んでしまいます。
これを修正するのはやっかいです。
こんなときに便利なのがedit-list.elです。
使い方はたった5ステップと簡単です。
- M-x edit-listを実行する
- 変数名を聞いてくるのでauto-mode-alistと入力する
- auto-mode-alistの値が書かれたバッファがポップアップする
- 自由に編集する
- C-c C-cあるいはC-x C-sで保存する!
これで編集結果がauto-mode-alistに反映されます。
Fig1: M-x edit-list auto-mode-alist
このedit-list.elはとてもシンプルなEmacs Lispですが、
いろいろな操作ができるようになった強力版refine.el(レビュー) が存在します。
+そのうち紹介します。 紹介しました。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてedit-listを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install edit-list
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name edit-list
設定 160823140041.edit-list.el(以下のコードと同一)
(autoload 'edit-list "edit-list" nil t)
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/160823140041.edit-list.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 160823140041.edit-list.el
本サイト内の関連パッケージ
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。