- clocker 20160125.1505(in MELPA)
- Note taker and clock-in enforcer
概要
org-mode で自分の生活の記録している人はいると思います。
C-c C-x C-iでそのタスクの開始時刻を記録(clock-in)し、
C-c C-x C-oで終了時刻を記録(clock-out)します。
それを続けていくと、 org-agenda で今日一日どのように時間を使ったかが
わかるようになります。
一日の最後に時間の使い方を振り返ることで、
もっと時間を有効に使おうという意欲が湧いてきます。
これを効果的に行い、100%行動させる仕組みが
メルマガ読者限定公開の「org習慣仕事術」 です。
しかし、人は往々にしてclock-inを忘れてしまいます。
clocker.el は、clock-inを強制させるために
clock-inを忘れたままファイル保存(orgファイル以外)したときに
「clock-inしたか?」と聞いてくるマイナーモードです。
ただ聞いてくるだけなので、yes/noどっちを答えても変わりません。
放置するとまた聞いてきてうざいので、さっさとclock-inしましょう
というのが意図です。
まぁ、orgファイルを書くタスクをしているときには
効かないってことですね、現時点では。
とはいえ、初公開が5日前という出来立てほやほやなので、
今後の発展次第でより柔軟な設定ができるようになることでしょう。
projectile と連携させる機能もあり、
プロジェクトルート直下の org/ ディレクトリに
issueごとのorgファイルを配置する使い方もあります。
それについてはREADMEを見てください。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてclockerを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install clocker
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name clocker
設定 150115080714.clocker.el(以下のコードと同一)
;;; [clockを記録しているorgファイルを常に表示]させないようにする ;;; 常に表示されていると、煩わしい人はこの設定を。 (setq clocker-keep-org-file-always-visible nil)
実行方法
$ wget http://rubikitch.com/f/150115080714.clocker.el $ emacs -Q -f package-initialize -l 150115080714.clocker.el
Fig1: 保存時にはこのようにclock-inしたかどうか聞いてくる
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。