browse-kill-ring 20160125.9(in MELPA)
interactively insert items from kill-ring

概要

Emacsの kill-ring (キルリング)は複数のテキストを記憶できる、
いわばスーパークリップボードです。

C-yでは直前に記憶した内容を貼り付けますが、
もっと前の内容にするにはM-yを押します。

しかし、かなり前の内容にするには何度もM-yを押す必要があり、
煩わしいものです。

そこでbrowse-kill-ring.elでkill-ringの内容を一覧してしまいましょう。

とはいえ、 helmanything.el でも同等の機能が存在するので、
無理してインストールする必要はありません。

M-x helm-show-kill-ring
M-x anything-show-kill-ring

ここの設定ではM-yをbrowse-kill-ringに置き換えています。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてbrowse-kill-ringを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install browse-kill-ring

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name browse-kill-ring

設定 140814110949.browse-kill-ring.el(以下のコードと同一)

(global-set-key (kbd "M-y") 'browse-kill-ring)

実行方法

$ wget http://rubikitch.com/f/140814110949.browse-kill-ring.el
$ emacs -Q -f package-initialize -l 140814110949.browse-kill-ring.el

20140814111944.png
Fig1: キルリングの内容を一覧!

使い方

browse-kill-ringを起動したら、pとnで前後の内容を選択し、RETで貼り付けます。

*Kill Ring*バッファは普通のバッファなので
isearchして選択したい内容に素早く到達できます。

また、lで絞り込み検索したり、eで内容を変更したりもできます。

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。