- speed-type 20161230.815(in MELPA)
- Practice touch and speed typing
概要
speed-type.el は、Emacsで動くタイピングゲームです。
激打 や TYPINGMANIA のようなものです。
表示されたテキストを忠実にタイプして、
正しく入力された文字は緑色に、
間違ってしまった文字は赤色で表示されます。
入力テキストの源より、3つのコマンドが使えます
- M-x speed-type-text
- インターネット上の英文テキスト
- M-x speed-type-buffer
- カレントバッファ
- M-x speed-type-region
- region
M-x speed-type-bufferやM-x speed-type-regionならば
ソースコードの入力速度を測定することもできます。
first-change-hook と after-change-functions で
バッファの変更を察知するメカニズムなので、
拙作 sticky.el など入力方式を変更するelispがそのまま使えます。
他のタイピングゲームとは異なり、自分の愛用の入力環境で
測定できるのは嬉しいことではないでしょうか。
日本語については確定後に初めてバッファが変更されないと無理でしょう。
ddskkのようにローマ字入力中に実際のバッファの内容を
変更する日本語入力では正しく動作しません。
T-Codeなどの漢直入力は大丈夫と思われます。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてspeed-typeを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install speed-type
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name speed-type
やってみた
Fig1: M-x speed-type-text終了後
Netが実質のスコアで、Grossが誤りを無視したスコアです。
僕もやってみましたが、なんとかProと出ました。
僕自身タイピングはめちゃくちゃ遅いと思っていたので意外でした。
sticky.elの設定により「変換a」で「A」と入力できるようにしています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。