Emacs全体で使うフェイスを変更するには M-x customize-face や
テーマを変更すればいいです。
けれども、特定のバッファのみフェイスを変更したいことがあります。
僕は元々
「bold体こそが読みやすい」
という信仰があったので、かつては ぱうフォント 、
さっきまでは Ricty のboldをデフォルトで使っていました。
しかし、コードはmediumの方が大事なキーワードを
boldにできることに気付きました。
とはいえ文章のバッファはboldにしたいのです。
そこでバッファローカルでフェイスの属性を変更する
face-remap-add-relative を使います。
この関数は C-x C-- などに割り当てられている text-scale-adjust が
バッファローカルでフォントの大きさを変更できることから見付けました。
face-remap-add-relativeはフェイス名、
そして属性と値の繰り返しを指定します。
この場合はdefaultフェイスのweightをboldにしたいので、
このようにします。
(defun make-buffer-bold-font () (face-remap-add-relative 'default :weight 'bold)) (add-hook 'text-mode-hook 'make-buffer-bold-font) (add-hook 'mew-message-mode-hook 'make-buffer-bold-font)
text-mode-hook は、 text-mode 以外にも
org-mode や markdown-mode などの派生モードでも呼ばれます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。