org-multiple-keymap 20150328.1806(in MELPA)
Set keymap to elements, such as timestamp and priority.

概要

<2015-03-24 Tue>見出し行及び新たに作成した要素にも対応しました。
よって、少しworf.el(レビュー) とかぶっています。

org-modeは 無数のキーバインド が登録されている化け物メジャーモードです。

操作を覚えるだけでも大変ですね。

org-multiple-keymap.el という小さいelispは、現時点において
タイムスタンプと優先度(プライオリティ)でショートカットキーが使えます。

主にpとnで切り替えられるようにします。

M-x org-multiple-keymap-minor-mode マイナーモードを有効にした時点で
orgバッファの解析が行われ、タイムスタンプと優先度がハイライトされ、
ショートカットキーが使えるようになります。

とはいえ3/15に登場したばかりの出来立てほやほやなので、
将来的にはソースブロックなど、他の要素に対応することでしょう。

<2015-03-17 Tue>の時点ではマイナーモード有効後に作成した
タイムスタンプと優先度については対応していませんが、
<2015-03-24 Tue>の時点では対応するようになりました。

作者による日本語の解説ページはこちら
http://sheephead.homelinux.org/2015/03/15/7265/
http://sheephead.homelinux.org/2015/03/22/7272/

彼はsmartrep.el(hydraとの比較レビュー) を開発しており
キー操作についてはものすごいこだわりがあります。

現状でも見出しにおいては標準で Speed Keys があり、
さらにviライクに進化させた worf.el(レビュー) もあります。

20150317061139.png
Fig1: M-x org-multiple-keymap-minor-mode でタイムスタンプと優先度がハイライト

20150317061146.png
Fig2: 年の位置でnを押すと来年に

20150317061152.png
Fig3: タイムスタンプでP/Nで日単位の移動

20150317061201.png
Fig4: 優先度もp/nで切り替えられる

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてorg-multiple-keymapを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install org-multiple-keymap

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name org-multiple-keymap

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。