runner 20160524.43(in MELPA)
Improved "open with" suggestions for dired

概要

runner.el はdiredから外部プログラムを呼ぶことを支援します。

diredで「!」(dired-do-shell-command) を押すと
シェルコマンドを実行できます。

dired-guess-shell-alist-user という変数を設定すると、
!を押したときにコマンドを提示してくれますが、
たった1つしか提示してくれません。

Windowsでいう アプリケーション関連付け です。

おまけに登録するたびにinit.elを変更する必要があったりと面倒です。

runner.elを使うと、

  • その場でアプリケーション関連付けが設定できる
  • 複数のアプリケーションが設定できる
  • M-p/M-nでコマンドを選択できる

拡張子とアプリケーションを関連づけるコマンドが
M-x runner-add-extension で、 C-c ! に割り当てておきます。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてrunnerを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install runner

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name runner

設定 150113041509.runner.el(以下のコードと同一)

(require 'runner)                       ;needed
(require 'dired)
(define-key dired-mode-map (kbd "C-c !") 'runner-add-extension)

実行方法

$ wget http://rubikitch.com/f/150113041509.runner.el
$ emacs -Q -f package-initialize -l 150113041509.runner.el

使い方

拡張子pngに対してxzgvコマンドを割り当てるには…

20150113041947.png
Fig1: diredでC-c !

20150113041957.png
Fig2: Commandのところに実行するコマンドを書く

20150113042005.png
Fig3: Saveにカーソルを移動してRETで登録

20150113042015.png
Fig4: !を押すと定義したばかりのxzgvが提示される

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。