japanlaw 20160129.20(in MELPA)
Japan law from law.e-gov.go.jp

概要

japanlaw.el は、日本の法律をEmacsで読むためのものです。

法令データ提供システム|電子政府の総合窓口e-Gov イーガブ のデータを
参照し、テキストブラウザW3M で整形し、Emacsで読めるようにします。

原作者の日本語サイト ではAPELとrevive.elが必要とされていましたが、
現在はそれらに依存はしていません。

必要なのはw3mのインストールのみです。

しかし、Emacs 24.4になるとEmacsのみで
HTML解析(libxml2shr)できるので
そのうちw3mへの依存もなくなるかもしれません。

使い方は M-x japanlaw を実行し、
SPCでカテゴリを開いたり閉じたりします。

20150112033449.png
Fig1: M-x japanlaw

20150112033455.png
Fig2: SPCで憲法を開く

たとえば日本国憲法を見たい場合は、
「+ 憲法」でSPCを押し、
「- 日本国憲法(昭和二十一年十一月三日憲法)」でSPCです。

すると日本国憲法の本文が出てきます。

20150112033507.png
Fig3: さらにSPCで本文を表示

pとnで条ごとに移動(「第一条」→「第二条」のように)できます。

他の法律や用語への参照はリンクになっていて、
TABでリンクに移動し、SPCで辿ります。

ブラウザの操作性とは少し違和感のあるキーバインドだと思います。

コマンドはとてもたくさん用意されているので、
「?」で一覧します。

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてjapanlawを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install japanlaw

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name japanlaw

本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。