phi-search 20170310.237(in MELPA)
another incremental search & replace, compatible with "multiple-cursors"

概要

<2015-04-06 Mon>更新 生まれ変わりました!!!

phi-search.elmultiple-cursors.el(レビュー) 対応の
独自実装 isearch です。

multiple-cursors.el とは、カーソルを複数に分身させる強力機能で、
置換を超えた編集操作が可能になります。

multiple-cursors.elを使っているならば、無設定でC-sとC-rが使えるので
ぜひともインストールしましょう。

M-x phi-search の特徴は、isearchの操作性を模倣し、
検索しながらC-v/M-C-vでスクロールできる点です。

それにより、C-sで検索→C-vでスクロール→C-sで再検索
ということができます。

また、 anzu のようにマッチ数も表示してくれます。

初期レビュー時にはケチョンケチョンに書きましたが(笑)、
今ではphi-search-migemo.el(レビュー)Migemo(レビュー) 化され
2015-01-13のバージョン2.2.0からはミニバッファで完結するようになり、
本家isearchに近づきました。

phi-search-dired.el(レビュー) はphi-searchを使って
diredのファイル絞り込み・マークできます。

現在はisearchとして違和感ないインターフェースにまで成長し、
破壊的な威力を秘めたmultiple-cursors.elの専属isearchであり、
dired内の強力な検索コマンドのベースとなっています。

まさに縁の下の力持ちです。

20141111043856.png
Fig1: M-x phi-search旧インターフェース

20150406052147.png
Fig2: M-x phi-search新インターフェース

インストール

パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。

(package-initialize)
(setq package-archives
      '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/")
        ("melpa" . "http://melpa.org/packages/")
        ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))

初めてphi-searchを使う方は
以下のコマンドを実行します。

M-x package-install phi-search

アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。

M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ)
M-x package-utils-upgrade-by-name phi-search

phi-replaceで置換も

M-x phi-replace-query
visual-regexp.el(レビュー) のように置換結果を見ながら置換もできます。

M-x re-builder と正規表現置換を組み合わせた方法です。

ただ、現時点においてはM-pで過去の置換文字列を辿れない欠点があります。

20150406053333.png
Fig5: M-x phi-replace-query で置換元bufferを入力

20150406053339.png
Fig6: 置換先BUFを入力

本サイト内の関連パッケージ


本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。