Emacsにおいて、長い行の扱い方は2種類あります。
- 次の行に折り返し表示する
- 画面の外にはみ出た部分を表示せずに1行で表示する
文書やコードを書く場合にあたっては、
長い行は画面上の次の行に表示されるのが好ましいですが、
そうするとかえって見辛いケースが出てきます。
org-mode の表や アスキーアート なんかがその典型例で、
org-modeではデフォルトでは折り返し表示しません。
バッファごとの折り返し表示は変数 truncate-lines で制御できます。
これをtにすれば折り返しません。
とはいえ、場合によっては折り返し表示を切り替えられると便利ですね。
最近のEmacsではいつの間にか M-x toggle-truncate-lines
という文字通りのコマンドが標準で入ってきています。
ぐぐったら同名のコマンドの独自実装が見付かりましたが、
標準で使えるのは嬉しいですね。
僕はC-c tに割り当ててています。
(global-set-key (kbd "C-c t") 'toggle-truncate-lines)
Fig1: 折り返し表示
Fig2: 折り返さない
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。