- modeline-char 20170307.854(in MELPA)
- In the mode-line, show the value of the character after point.
概要
あなたは、文字に対する
文字コードを知りたいとき
どうしますか?
標準コマンドの C-x =
( what-cursor-position
)
を使えばわかりますね。
たとえば「あ」に対しては
Char: あ (12354, #o30102, #x3042, file ...) point=452 of 664 (68%) column=10
のようにエコーエリアに表示されます。
情報は左から
- 現在文字
- 10進数
- 8進数
- 16進数
- エンコーディング情報(file) ASCII文字では表示されない
- 現在位置
- バッファサイズ
- 現在の相対位置(%)
- 現在桁
となります。
ときには、リアルタイムに
文字コードを知りたい場合があるでしょう。
そこで modeline-char.el
を使えば、
モードラインに
カーソル位置の文字と文字コードを
16進数で表示します。
Fig1: 「あ」は0x003042
Fig2: 「T」は0x000054
そのためのマイナーモードが
2種類用意されています。
M-x mlc-char-in-mode-line-mode
- カレントバッファのみ有効。
ローカルマイナーモード。 M-x mlc-char-in-mode-line-mode-global
- 全バッファで有効。
グローバルマイナーモード。
文字コード表示部分を
マウスクリックすることで、
以下が可能になります。
- 左クリック
C-u C-x =
で得られる文字の詳細情報が表示される- 中クリック
- 現在の文字をsecondary selectionにコピーする
- 右クリック
- tooltipで現在の文字を表示する
設定不要でいきなり使えますが、
色はカスタマイズできます。
M-x customize-face RET Modeline
を実行してお好みの色にしてください。
貴重なモードラインをかなりの幅
占有してしまいますので、
常に有効にするのは僕としては
おすすめできません。
必要に応じて
M-x mlc-char-in-mode-line-mode
を実行しましょう。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてmodeline-charを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install modeline-char
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name modeline-char
C-u C-x =で文字情報詳細表示
C-x =
に C-u
をつけると、
別バッファに現在の文字の詳細情報が出てきます。
「あ」については以下の表示になります。
position: 452 of 1580 (29%), column: 10 character: あ (displayed as あ) (codepoint 12354, #o30102, #x3042) preferred charset: japanese-jisx0208 (JISX0208.1983/1990 Japanese Kanji: ISO-IR-87) code point in charset: 0x2422 script: kana syntax: w which means: word category: .:Base, H:2-byte Hiragana, L:Left-to-right (strong), c:Chinese, h:Korean, j:Japanese, |:line breakable to input: type "C-x 8 RET 3042" or "C-x 8 RET HIRAGANA LETTER A" buffer code: #xE3 #x81 #x82 file code: #xE3 #x81 #x82 (encoded by coding system utf-8-unix) display: by this font (glyph code) xft:-unknown-Ricty-bold-normal-normal-*-32-*-*-*-*-0-iso10646-1 (#x917) Character code properties: customize what to show name: HIRAGANA LETTER A general-category: Lo (Letter, Other) decomposition: (12354) ('あ') There is an overlay here: From 447 to 460 face hl-line priority -50 window #<window 1735 on 1701140702.modeline-char.org> There are text properties here: fontified t
文字の詳細情報だけでなく、
オーバーレイやテキストプロパティの
情報まで出てきます。
僕はオーバーレイやテキストプロパティの調査に
C-u C-x =
を重宝しています。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。