- buffer-sets 20170717.2040(in MELPA)
- Sets of Buffers for Buffer Management
概要
buffer-sets.elは、複数のファイルバッファをひとつのグループにして扱えるようにするelispです。
あるファイルを開いたら、同時に他のファイルも開いてほしいという場合に便利です。
また、buffer-setを開いたときに実行するフォームを指定できるので、一連のファイルを開いた後に行う処理を記述できます。
現時点での使い方としては、init.elに define-buffer-set でbuffer-setを定義してから、M-x buffer-sets-load-setで開くという形になります。
あるいはM-x buffer-sets-modeというマイナーモードを有効にした上で C-x L l と操作します。
まだ開発初期で荒削りで他のコマンドにはバグがあります。
とりあえずC-x L lのバグはpull-requestを送りました。
インストール
パッケージシステムを初めて使う人は
以下の設定を ~/.emacs.d/init.el の
先頭に加えてください。
(package-initialize) (setq package-archives '(("gnu" . "http://elpa.gnu.org/packages/") ("melpa" . "http://melpa.org/packages/") ("org" . "http://orgmode.org/elpa/")))
初めてbuffer-setsを使う方は
以下のコマンドを実行します。
M-x package-install buffer-sets
アップグレードする方は、
以下のコマンドでアップグレードしてください。
そのためにはpackage-utilsパッケージが必要です。
M-x package-install package-utils (初めてアップグレードする場合のみ) M-x package-utils-upgrade-by-name buffer-sets
使用例
(progn ;; 現時点ではdefine-buffer-setの内容を変更しても大元のデータが反映されないので ;; prognによりまとめて評価するしかない。 (setq *buffer-set-definitions* nil) ;; 複数のorgファイルを用意した上でM-x org-agendaを実行する (define-buffer-set org :files ("~/memo/daily-projects.org" "~/memo/life-misc.org" "~/memo/memo.org") ;; ファイル群を開いた後で実行するフォーム :on-apply ((org-agenda))) (define-buffer-set quickrun :files ("~/.emacs.d/quelpa/build/quickrun/README.md" "~/.emacs.d/quelpa/build/quickrun/quickrun.el") ;; quickrun.elバッファを選択する :select "quickrun.el") )
本日もお読みいただき、ありがとうございました。参考になれば嬉しいです。